おもてなしの薬草園見学会(^-^)
- 2017/07/27
日増しに木々の葉も色濃くなって、夏本番を感じるのですが、
同時に、北国の夏の終わりもすぐそこまできているのですね~
短い夏を存分に楽しまなくては!と、あちこちで今限定植物を求めて出掛けています
先日は、日本メディカルハーブ協会主催の薬草園見学会に参加してきました
今年は初会場となる「北海道薬科大学」の薬草園です
昨年までは当別、北海道医療大学の薬草園見学会に参加していましたので、
こちらはどんな薬草園なんだろうとワクワク気分でした
で、ちょっと早く着いたので大学近くの銭函で土鍋プリン♪
この大きさはひとりで食べるのは無理!
という事で、5人でシェアして食べました~
なかなか美味しいプリンでしたよ
他のスイーツも気になりましたが・・・今回の目的がこれからなので、
後ろ髪を引かれながらお店を後にしました
・・・生チョコソフトクリームも食べたかった
さてさて、桂岡にある北海道薬科大学はとても見晴らしの良い場所にありました
お天気の良い日だったので、海の向こうの山までくっきり見えましたよ
セミナーが始まる前に少し時間があったので、
会場で展示しているあれこれを先生がたに伺ってみました。
手前が薬研で、奥の包丁みたいなものと木は名前忘れてしまいましたが、
これは堅い木などの生薬を細かく切るものだそうです
山下先生が「ここに指を挟まないように」と(笑)
そして「マムシ」!!これも立派な生薬です。
他にも戸棚にもさまざまな生薬が収められていて、
ハーバルプラクティショナー養成講座で学ぶ植物も生薬となっていました
そのひとつがこちら!
これ、「デビルズクロウ」です。和名は「ライオンゴロシ」
悪魔の爪?ライオン殺す? ・・・恐ろしい名前がついていますが、
アフリカ原産のハーブで、リウマチや関節炎に適応があるメディカルハーブです。
私たちがあちこちの棚をテンション高めで見ていると、
「食べてもいいんだよ」と小松先生
この後、先生に「五味子」や「ナツメ」、「ミミズ」などの味見をさせていただき味覚も満たされました
座学では北海道の薬学の歴史について
小樽にバリウムの鉱山があったというお話しやオブラートのお話しなど、
歴史好きな小松先生が熱くお話しくださいました
北海道には倶知安町にしかオブラート工場がないそうです。
その生産量はもちろん道内一で、国内でもトップシェアなんだそうでちょっと驚きです。
粉薬を飲めない私はいつもこのオブラートに助けられていました
では、いよいよ薬草のフィールドへ~
薬草園見学の参加者さんをふたつのグループに分けて見学することになり、
私たちのグループは山下先生についていきました
ピントがちょっと残念ですが、これは「ベラドンナ」の花です。
ベラドンナはイタリア語で「美しい女性」を意味するそう。
緑色の実も確認できますが、これは熟していくと黒色になりますが(甘いらしい)、
猛毒を含んでいるため絶対に食べてはいけないそうです
ハーバルプラクティショナー養成講座でもベラドンナの植物化学成分を学びますが、
古くには女性が瞳孔を拡大させるための散瞳剤として使用されたそうです。
美しく見せるにも命がけなのですね~~
フェンネルのお花、果実と同様な風味で美味しかったですよ
アゲハチョウの幼虫が好んで食べるのもわかる気がします
これ、我が家のフェンネルをむしゃむしゃ食べる幼虫です。
指の太さくらいあります。見つけたら割りばしではさんで・・・
エゾウコギのお花も咲いていました~見慣れてますがパチリ
今回、とても嬉しかったのは、
北海道薬科大学のお二人の先生のおもてなしの心を感じたこと
薬草園の中は虫(蚊)が多いのですが、私たちが蚊に刺されないように
あちこちに蚊取り線香が焚かれていました
そして、薬草を五感で理解できるよう(笑)説明してくださったり
薬草を抜いていただいた方も多かったです
そんな先生方の一挙一動がおもてなしそのものでした
そのサービス精神ともいえる先生方の言動がとても嬉しかった見学会でした
またいつかお二人の先生にお会いできる日を楽しみにしたいと思います